「稀代の相場師」と呼ばれる投資家は歴史上何人もいますが、特に有名な人物を紹介します。彼らの人生はとてもドラマチック!どんな人物か簡単にまとめました。
ancoブログでは『投資家シリーズ』のカテゴリで投資家の人生、手法をまとめています。(まだ少ないけどまとめようと思っている…)興味があればそちらも合わせてお読みください!
ジェシー・リバモア(Jesse Livermore)
伝説のトレーダー、相場師の代表格
- 特徴: 1900年代初頭に活躍し、大暴落でも莫大な利益を得た
- 功績: 1929年の大恐慌で空売りし、1億ドル以上の利益を上げた
- 名言: 「相場で最も大切なのは、売買ではなく待つことだ。」
彼の投資スタイルは短期のトレンドを捉える「トレンドフォロー型」。大きく勝つが、大きく負けることもありました。
本間宗久(Sokyu Honma)
江戸時代の米相場の天才
- 特徴: 江戸時代に米相場で巨額の利益を上げた
- 功績: ローソク足チャートの発案者とも言われる
- 名言: 「市場は人の心理が作る」
彼は、米相場の価格変動を分析し、今でも使われるローソク足チャートの基礎を築きました。
ジョージ・ソロス(George Soros)
「イングランド銀行を潰した男」
- 特徴: 世界的なマクロトレーダー
- 功績: 1992年に英ポンドを空売りし、10億ドル以上を稼ぐ
- 名言: 「私は市場を予測しようとは思わない。ただ市場がどう間違っているかを見つけるのだ。」
市場の歪みを見抜き、大きな動きを狙う「グローバル・マクロ投資」で成功しました。
デービッド・テッパー(David Tepper)
逆張りの天才
- 特徴: 危機時にリスク資産を大胆に買う
- 功績: 2009年の金融危機後、暴落した銀行株を買い、莫大な利益を上げる
- 名言: 「恐怖こそ最大の買い場だ。」
不況時に「誰もが売る株を買う」ことで市場に逆行し、大きなリターンを得た逆張り投資家です。
リチャード・デニス(Richard Dennis)
「タートル流トレード」の生みの親
- 特徴: 1970年代〜80年代に商品先物で巨額の利益を得た
- 功績: 1,000ドルを数億ドルに増やした
- 名言: 「ルールを守れるなら誰でもトレーダーになれる。」
彼はシステマチックなトレードを信じ、「タートルズ」と呼ばれる弟子たちを育てたことで有名です。
村上世彰(Yoshiaki Murakami)
日本のアクティビスト投資家
- 特徴: 企業価値向上を目的に投資し、経営改革を促す
- 功績: 日本の株式市場で「モノ言う株主」として影響を与えた
- 名言: 「お金儲けは悪いことですか?」
日本市場にアクティビスト投資(企業改革を促す投資)を広めた人物の一人です。
まとめ
名前 | スタイル | 主な成功例 |
---|---|---|
ジェシー・リバモア | 短期売買、トレンドフォロー | 1929年の大恐慌で空売り |
本間宗久 | 江戸の米相場、ローソク足 | 米相場で巨額の利益 |
ジョージ・ソロス | グローバル・マクロ | 英ポンド空売りで10億ドル |
デービッド・テッパー | 逆張り | 2009年の金融危機後に買いで大成功 |
リチャード・デニス | システムトレード | 1,000ドルを数億ドルに増やす |
村上世彰 | アクティビスト投資 | 日本企業の改革を促す |
稀代の相場師はそれぞれ異なる投資手法を持っています。どの人物のスタイルが気になりますか?彼らの人生を追っていくと、一冊の小説を読んでいるようでとても面白いですよ。
コメント